事業紹介

GMS・SuC事業の取り組み

食品販売課長としての経験はまだ半年ほどです。2015年9月にダイエーとイオンがひとつになり新生イオン九州になるまでは、ダイエーで惣菜を扱うデリカ部門を担当していました。それまではデリカ部門専任で将来は商品をつくるバイヤーを目指していましたが、イオンになりほかの選択肢にも興味を持つようになりました。上司面談の際、店舗でがんばりたいこと、食品販売課長も視野にいれていることを伝える機会があり、30歳という年齢で課長登用というチャンスをいただくことになりました。
以前の志摩店は低価格のディスカウントよりの品揃えだったのですが、昨年からお客さまのさまざまなライフスタイルに対応できる品揃えをする方針になり、5月に活性化を実施しました。志摩店は自然豊かな環境にあるお店です。近くには糸島など新鮮な農産物や水産物が獲れる人気のスポットがあります。いまはその魅力のある地元の商品の品揃え強化などを店長とともに取り組んでいます。
課長としてはまだまだ経験が浅く勉強することばかりです。今大事にしているのはいっしょに働いているメンバーとのコミュニケーションです。いっしょにやって、いっしょに考えるお店をつくりたいです。そしてメンバー全員が志摩店で働いていることに誇りを持って、お店を好きになれるような職場にしてきたいと思っています。これからも安全・安心な食品売場づくりで、地域のお客さまの信頼を得られるようにがんばりたいです。

総合スーパーの「イオン」「イオンスタイル」「イオンスーパーセンター」は、お客さまのニーズにきめ細かくお応えする、イオン九州の核となる店舗です。お子さまからグランドジェネレーション※(G.G)世代まで、あらゆる世代の方が気軽に寛げる施設を目指し、商品だけでなく行政窓口、銀行、クリニックなどさまざまなサービスを提供しています。

※「グランドジェネレーション」とはシニアに変わる世代の考え方で、豊かな知識と経験を持ち、多様なスタイルで人生を楽しまれている世代の方々のこと

 

『個』を大切にする地域密着型店舗へ

取締役執行役員
GMS・SuC事業本部長
長崎 正志

GMS・SuC事業は、少子高齢化、人口減、単身世帯増などの環境変化やIoT技術の進歩、お客さまのライフスタイルの多様化など今まさに転換期であると言えます。これからは『個』を大切にする地域密着型店舗を実現させていかなければなりません。
昨年はイオン熊本店、イオン笹丘店を多様なライフスタイルにお応えする「イオンスタイル」にリニューアルしました。また既存の20店舗の活性化を行い、大人の男の雑貨を提案する「マルシェブラン」やお花のあるライフスタイルを提案する「ルポゼ・フルール」など専門性の高い約160のユニット売場を導入し、お客さまから高いご支持をいただいております。
2017年度は、店舗の地域特性に応じて各店のポジショニングを明確にし、自店特性をふまえた品揃え、サービス、販促施策をさらにブラッシュアップし、お客さまのご要望にお応えできる店舗に変わらなければなりません。また、今夏には、今後のモデル店舗となる「食」を核とした1万㎡アンダーの新たなコンセプト型の店舗をオープンいたします。
今年の3月に新たな成長戦略として、小売環境の変化に対応するため「新業態開発プロジェクト」が発足しました。また、都市部における小型出店フォーマット構築にも取り組んでいます。今後も小売業の圧倒的な地域№1の実現に向けて変革への挑戦を続けてまいります。

 

さまざまなライフスタイルに対応する提案を

「イオンスタイル笹丘」誕生

多様化するライフスタイルに対応する、専門性の高い商品やサービスを提供する「イオンスタイル」。こだわりの商品やサービスでより豊かな生活を提案します。

 

被災地復旧・復興に向けてお客さまとともに

「イオン益城テクノ仮設団地店」

2016年9月6日に熊本県内最大の仮設団地住宅「テクノ仮設団地(516戸)」に入居する方のお買物を支援するため、食料品を中心とした「イオン益城テクノ仮設団地店」を開業しました。自治体や同敷地内で営業する地元商店街の方々と協力しながら地域の皆さまの声にお応えした商品やサービスの提供、そして皆さまの笑顔が溢れるコミュニティーの場所としてさまざまなイベントに取り組んでいます。

 

ホームセンター事業の取り組み

「お客さまといっしょに楽しむこと」が、ホームセンター事業部の魅力です。お店を訪れるたびに発見があり、余暇の時間に『できること』『したいこと』が広がるような商品構成、売場づくり、店舗運営を工夫しています。
例えば、私が担当する園芸グループでは、野菜や植物の園芸用品というカテゴリーで、地元の農家の方も思わずうなるような専門的でニッチな商品から、ネーミングやアイデアがユニークなトレンド商品まで、その品揃えの幅や充実度で他社と差別化を図っています。
近年は、「ここにしかないもの」を発信するため、植物園との提携による希少品種の苗の販売も実現し、オリジナル商品も手掛けています。
過去に事例がないことでも、データをもとに戦略を練り、信念を持って提案すれば「やってみろ」とチャレンジさせてくれる上司がたくさんいることはとてもうれしく思います。
今後手掛けたいのは「新たな家庭菜園ファンの発掘」と「オーガニックの栽培部門の立ち上げ」です。そのために、さまざまなイベントを企画・開催したり、資格を取得して社内外の講習会や勉強会に参加しています。新部門の立ち上げは、組織内の他事業部との調整も必要ですが、連携してそれぞれのメリットをいかし、これもきっと実現したいと考えています。

「地域のお客さまとともに、余暇活用・コミュニティづくりの拠点」をテーマに、DIY用品をはじめ生活を彩る豊富な商品と幅広いサービスを展開するホームセンターです。リフォーム・リペア売場や園芸売場なども充実し、来るたびに楽しい店づくりを追求しています。

 

リアル店舗ならではの商品展開 ただの“モノ”だけでない“コト”の提供を

HC事業本部
HC事業部長
宇田 敏秀

専門店やディスカウントストアの増加で、ホームセンター(HC)はより独自のカラーや強みがなければ生き残れない時代になっています。ホームワイドでは本来の強みだった園芸やホームケアの再構築と、リアル店舗だからこそできるサービスの提供の強化に取り組んでいます。
園芸では競争店との差別化として、各産地での商品開発を進める専門の担当を配置し、地域の生産者さまとともに付加価値の高い商品の開発を進めています。これらの商品は一般の市場には出ませんのでホームワイドだけでの取り扱いとなっており、徐々にファンが増えています。また、サービス面についてですが、DIYアドバイザーやペット勉強会など約30種類の勉強会を開催し、商品知識のレベルアップに取り組んでいます。いまはインターネットで何でも購入できる時代ですが、実際にご来店いただいたお客さまには従業員とのコミュニケーションを通じて、造る、育てる、収穫するなどの『楽しさ』を感じていただきたいと思っています。
今後はシニアや女性の潜在的ニーズを掘り起こし、リフォームや家庭菜園などの趣味やリラクゼーション関連商品など新しい分野に挑戦していきます。また、住まいのリペアサービスなど地域のお客さまのご用聞きへの対応を進め、便利で近くにあったらうれしいHCづくりを進めてまいります。 

 

ここにしかない商品、有資格者によるサポートに注力

園芸部門

ホームワイドではその土地に合った植物の『地産地育』に取り組んでいます。自家用から業務用まで対応する園芸商品はホームワイドの主力部門です。特に花や野菜苗は、ホームワイドでしか手に入らないオリジナルの付加価値の高い商品を、生産者さまと直接契約を結んで取り揃えています。例えば高冷の生産地で栽培された野菜苗は耐久性に付加価値があり、リピートで購入いただくお客さまに繋がっています。また、植物の成長過程にはその段階に応じた対策が必要ですが、その時々で必要なアドバイスができるよう、社内資格であるグリーンアドバイザーの育成に取り組んでいます。
また近年では若い世代の新規就農者が増加しており、「農業女子」に代表されるように女性の活躍も注目されています。そのような新しい流れに対応できるトレンドを意識した店づくりを進めています。

HW永犬丸店 平松理恵さん、後藤法子さん「ガーデニングの地域No.1を目指して寄せ植えの技術向上に取り組んでいます」。

 

プロ仕様から一般用まで、お客さまの声を反映した品揃えを目指す

ホームケア部門

ホームケア部門では主にセメントや補修用品などのプロ仕様の建築資材から、一般的なDIY商品まで幅広く取り扱っています。建築資材に関してはそれを専門とされるお客さまの問い合わせに対応できるよう、工具や溶接、配線などの基礎知識や技術勉強会を開催し、専門知識と技術を持った従業員が対応できる体制づくりを推進しています。いまはインターネットである程度のものは購入できる時代ですが、建築資材や原料はサイズ、重さが配達の基準を超えることもあり、まだまだ店舗での購入が一般的です。ご来店いただいた職人さんたちの声を聴き、品揃えやアドバイスなど負の解消に努めることを強みとして、信頼されるお店を目指しています。

 

ワイドマート ドラッグ&フード

イオン九州には子育て真っ最中の時代、4時間勤務のコミュニティ社員として入社しました。ホームワイドでレジ業務を担当していたのですが、当時の店長から売場担当へ挑戦してみないかと声をかけていただき、DIYを担当することになりました。ホームワイドはプロ仕様の商品を扱うお店ですので当然お客さまも専門の方がいらっしゃいます。そのようなお客さまが満足する対応ができず悔しい思いをしたこともあり、必死で勉強し、資格を取ることで自分に自信をつけいろんなことにチャレンジをしてきました。
 ワイドマートドラッグ&フードは食品と医薬品を2本の柱とする小型店舗の業態です。買い回りがいいという利点がありますが、品揃えの幅に限界があります。だからこそ、地域のお客さまのくらしの中で、自店で欠落している商品を見つけることに気をつけています。すべて品揃えすることは難しいのですが、お客さまとのやりとりの内容や、主婦としての経験からお客さまのくらしを想像し、いまこのタイミングで何が必要なのか従業員と意見を交わし品揃えの参考にしています。また、「食」に対してお客さまの役に立つアドバイスができるよう従業員といっしょに「食生活アドバイザー」の資格取得に挑戦しています。
 イオンは学歴、性別などで判断せず、すべての人を等しく尊重する企業です。また学習環境も整っているので向上心を持てば目標がかなう企業です。今までの経験をいかして新たな形で何か生み出せないか。やってみたいことはまだまだたくさんありますね。

「あなたに近くて便利なイオンのお店」をコンセプトに、医薬品や酒類、食品にいたるまで毎日の暮らしに必要なさまざまな商品を提供。どの商品もお求めやすい価格で販売し、コンパクトな店舗構成で最小限の時間でお買物できるという新しいタイプのお店です。

 

イオンバイク

入社してから自転車売場の担当をへて商品部でも自転車を扱うことになり、現在まで約10年間自転車に携わっています。現在は商品の企画や仕入れ、店舗の販売計画や利益管理などが主な業務です。
地域特性もありますが、現在は電動アシスト自転車や、子ども乗せ自転車の需要が高まっています。イオンバイクでは子ども用自転車にも力を入れていて、メーカーさまと協力してイオンでしか購入できないオリジナルカラーの自転車の企画などを手掛けたりしています。街で自分が企画した自転車を見かけると本当にうれしいですね。
商品を企画する際、何より心がけているのは“安全な自転車づくり”です。直近では子ども用自転車にオリジナルヘルメットを付けた限定販売を企画し、お客さまに好評でした。今後は自転車本体だけでなくアクセサリーやサービス、サイクリング企画などの「体験」といった付加価値をセットにした商品の企画や販売が必要だと考えています。
自転車好きの知人の勧めでここ数年ですが本格的に自転車に乗っています。いまではすっかり自転車マニアです。乗らなければわからないニーズがたくさんあり、お店づくりや商品企画のヒントになります。イオンバイクにはプロ並みの知識を持つ従業員が大勢います。その知識や知恵をSNSなどで発信し、より広く多くの自転車好きのニーズに応えていくこと、物流システムを構築し、インターネット経由でオリジナル自転車を全国販売していくことなどまだまだ新しいことに挑戦していきたいです。

自転車本体からパーツ、アパレル商品など約1,800品目もの品揃えを誇る自転車専門店。お客さまのご要望に合わせて開発する自社ブランド「トップバリュ」などを揃え、自転車の販売から修理までお引き受けし、充実の自転車ライフをサポートします。

 

デジタル事業推進部

デジタル事業推進部の前身であるeコマース推進チームのリーダーとして、4年前に10名のメンバーとともにスタートしました。今年3月の機構改革でデジタル事業推進部へ改称となり、社内のデジタルに関連する業務を掌握し、戦略的かつ横断的なデジタル業務の推進を行うことを求められています。
現在イオン九州では「ネットスーパー」、九州のグルメ、ギフトの産直通販「AE STORE」、e予約、売場にない商品を専用のタブレットで注文する「タッチゲット」を運用しています。また、昨年9月から店舗単位で情報を発信するLINE@を導入し、新しいデジタルマーケティングに取り組んでいます。今年の5月までに対象店舗は15店舗まで拡大しました。
イオン九州の強みは地域密着型の企業であることです。デジタルの技術進化はめざましく、その技術を活用してお客さまのことをより深く知るチャンスです。ネット専門の企業とは異なり実店舗がある強みをいかし、店舗基軸のオムニチャネル※を実現することでイオン九州の強みをさらにいかしていけるのではないかと考えています。
熊本地震では南阿蘇村での移動販売車による販売に携わり、地域の方々と一対一で接し、お客さまがほしい商品をお届けできるのはすごくありがたいことだと、あらためて小売業は地域のインフラであると感じました。
デジタルを活用し、お客さまともっとつながって、お客さま満足を実現する会社にしたいと思っています。

近隣に店舗がなく、お買物にお困りのお客さまへも同様のサービスを提供できるようにスタートしたインターネットショッピングサービス。生鮮食品や日用品を揃え、九州全域に配送を行う「イオンネットスーパー」、グルメとギフトの専門店「AE-STORE」の各サイトで充実の品揃えを展開しています。

 

経営企画部

経営企画部では、会社の進むべき大きな方向性である経営戦略の立案と、それを実現し、定量的な目標数値である予算立案・管理を主な業務としています。将来を予測し、さまざまな可能性をシミュレーションすることで会社が将来的に成長をしていくための事業戦略をトップマネジメント層に提案しています。また、投資家との窓口となり会社のIR情報を対外的に説明する役割も担っています。
経営企画部長に着任する前は3年ほどイオン(株)のGMS事業戦略チームへ出向し、グループ企業のトップ層との意見交換や、人脈を形成する機会を得ることができました。いろんな方々との出会いがあり、交流を持てたことが刺激となり、視野を広げるターニングポイントになったと思いますし、現在の職務を俯瞰的に遂行できる原動力となっています。
急激に変化し続ける経営環境に対して、『スピード』と『柔軟性』が求められています。今年からスタートする中期3ヵ年計画では、成長性と収益性を確実なものとするため、10年後、さらにその先のあるべき姿を見据えて計画を策定しました。
イオン九州はさまざまな企業との合併の歴史がある企業です。それぞれの企業のDNAが混ざり合うハイブリッドな企業であるとも言えます。他部署とのコミュニケーションを大事に、ネットワークを構築し、縦割り組織ではなく、組織や仕事に壁をつくらず会社の方針をわかりやすく伝えていく。そのハイブリッドな強みを引き出し、イオン九州のブランディングを強化し残していくことが私たちの責任ですね。

常ににぎやかで笑いが絶えないという経営企画部。「部下には会社の進むべき方向性と当部署の果たすべき役割をわかりやすく伝え、常にポジティブな言葉をかけるよう心がけています」と井上さん。